意思疎通が完全にできない今の母に対しては腹の立つことがしばしば…

冷静に対応できるか、冷静さを失ってしまうか、その「ボーダーライン」はいつも同じではありません

母の状態が悪くても、自分に十分な余裕があれば、かなり耐えることができます

逆に、自分に余裕がないと、些細なことでも腹が立つことに…

ひとりで介護となると、自分自身の調子のよい時も悪い時も関係なく、やるべきことをやらなければなりません

よりよい介護のためには、母が健やかに過ごすためには、自分自身に少しでも多くの余裕を持つことが必要です

冷静に対応するために

在宅介護ならゴミの分別などやる必要はない

しっかりと分別をしていたゴミを母にごちゃ混ぜにされたことがあります

冷静に考えると些細なことなのですが、きちんとやっていることを台無しにされ、その時にはかなり腹が立ちました

在宅介護ではよくあるシーンとは言え、あまりに些細なことです

ゴミの分別ごときで、腹を立て、母に暴言を浴びせるなど、まったくもって恥ずかしい…

馬鹿らしくなって、ゴミの分別を止めました…

ゴミの分別をすると台所に余計なスペースを割くことになります

一般ゴミの収集は頻繁にありますが、資源ゴミの収集は少なくて、ストックしておく時間が長くなります

ゴミの分別をすることで余計なストレスとなり、余裕をなくすくらいならやらない方がいい

ゴミの分別をする余裕があるのなら、その余裕を、よりよい介護に使った方がいい

ゴミの分別ストレス

ゴミの分別はしっかりやっていても、病気の母を怒鳴っているようでは問題外…

少なくとも在宅介護で余裕がないと感じているのなら、優先順位をしっかりと見極める必要があります

ゴミの分別は生活に余裕がある人に任せておけばいい…

在宅介護で余裕がないと感じている世帯がゴミの分別をやめたところで地球環境にはほとんど影響しないでしょう

リサイクルにはコストがかかる

とは言え、一度身につけてしまった習慣、感覚というものは簡単には戻せません

ましてや本来やることが善とされていることなのですから、それを止めてしまうことには抵抗、罪悪感もあります

そこでマイルール(我が家独自のルール)を設定…

そもそもリサイクルにはかなりの経費がかかっています

なので、分別するのに、別の作業、別のエネルギーを伴うものは分別しない

つまり、そのまま一般ゴミで構わないというルール…

水道の水も大切な資源

分別用のパンフレットなどに、中身をよく洗ってから… などと書いてあるものがあります

あまりに容易に使えるので軽視しがちですが、日本の水はコストがかなりかかっています

資源のリサイクルのために、別のエネルギーを浪費していては実際の効果はそれほどでもないでしょう

ゴミに出すために手間をかけて洗うのってメンタル的にも重荷になりそうです

実際のところ、これだけでもかなり気が楽になります