わかっているようで、実は、わかっていない… 住民票のこと…

まず始めに確認しておくべきことは、「戸籍」 と 「住民票」 は、まったくの別物であるということです

届出の窓口が、同じ役所ということで、同じもののように感じられている方も多いのではないでしょうか





しかし、実際のところ、法律も違いますし、情報管理もしっかりと区別されています

そもそも、住民票(=住民登録)とは何なのか…

住民票は、「住民基本台帳法」に基づくもので、その目的は

 この法律は、市町村(特別区を含む。以下同じ。)において、住民の居住関係の公証 選挙人名簿の登録その他の住民に関する事務の処理の基礎とするとともに 住民の住所に関する届出等の簡素化を図りあわせて住民に関する記録の適正な管理を 図るため、住民に関する記録を正確かつ統一的に行う住民基本台帳の制度を定め もつて住民の利便を増進するとともに 国及び地方公共団体の行政の合理化に資すること を目的とする。

とあり、「住民の利便性」 や 「行政の合理化」 とあるように、 つまりは、単なる「データベース」づくりにすぎないということで、このあたりが「戸籍」とは、 重みがまったく異なるところで、その違いは罰則規定にも表れています

【次記事】
そもそも住民登録って、ただのデータベースに過ぎない