コンピューターのシステムやプログラムの知識がある方は理解していただけると思いますが、少し専門的な話しかもしれません…

役所で管理される情報のデータベース構造です

住民票データベースを中心として各種データベースを構築

一般的には、住民の基本情報(氏名、性別、続柄、生年月日、住所など)は、住民票データベースで一括管理されています

これにより、市内で転居するなど、基本情報に変更があっても、住民は住民票の窓口一箇所に手続きをするだけで済むわけです

変更された情報は、他の様々な部署が管理するデータベースと共有されているからです

先に事例としてあげた、別荘を所有する方に固定資産税を課税する場合…

税金のデータベースに、固定資産税の課税情報を登録するためには、氏名や実際に住んでいる住所(=住民票を置いているところ)など、 その方の基本情報が必要となります

そのため、住民票データベースに「住登外」ということで基本情報が登録されます

登録された、その基本情報は、固定資産税の納税通知書の発送事務などに利用されます

用途はこれだけなので、当たり前ですが、住民票を発行することはできません

つまり、「住民票データベース」っていうのは、「宛名マスター」 とも言えます

役所から住民宛に送られてくる様々な通知の宛名は、ほとんどがこの「宛名マスター」を出力したものです

【次記事】
住民票上の世帯構成は誰が決めるのか?世帯分離の届出をする前に