もしも、お金のことが、世帯分離できる、できないの判断に影響するのだとしたら、その金額と根拠を明確にする必要があります
例えば、家族の中に、毎月の収入が3万円という人がいるとします
この人を世帯分離することはできるでしょうか…?
毎月の収入が3万円と言っても、家族と同居しているので、住宅費や水道光熱費の支払いはなく、自分自身の
生活には問題はないとします
言葉を変えれば、この人は自立できていると言えるかどうか…?
おそらく多くの方は自立できているとは思わないでしょう
毎月の収入が3万円で生活できていると言っても、家族と同居しているからであって、ひとりの生活としては成り立たないと…
しかし、現実には、毎月の収入が3万円でも生活している人はいます
問題のひとつは「3万円」という金額に対する価値観の違い
人によって、判断が分かれてしまうという現実があります
また、今はたまたま「3万円」であって、来月は増えるかもしれないし、そのつもりでいるという場合…
一時的なことかもしれないし、一時的なことをどう解釈するか、期間的な定義がまったくないこと
実際の収入はなくても、借りていることになっている場合もあるかもしれません
親子間では、出世払いなどと言うこともあるでしょう
どこをどうやって線引きするのかは役所が決めることですが、同時に、判断の理由、根拠を示すのも役所側のすることです