老後の生活に不安を抱いている方は少なくありません
今は十分な蓄えがあっても、この先、何が起こるかは誰にもわかりません
いざという時に備えて、いろいろな保険に入っているという人もいるでしょう
現役時代には収入が増えていきましたが、一般的にはそれにも限度があります
限界に達した後は、収入は減る方向へと向かいますが、それを補う手立ては加齢とともに少なくなっていきます
逆に出ていく方の「お金」は、高齢になるに従い、医療費の増加など、生活費の負担が増す傾向となります
怪我や病気、介護など、自分ではどうすることもできない予定外の出費のこともあるので、多くの人が不安に感じるところです
体が資本とも言われますが、何もするにも、とにかく健康でいることが大事です
健康で体が自由に動く限り、いろいろなシーンで選択肢が広がります
病気になった時のための生命保険も大事かもしれませんが、そもそも生命保険のお世話にならずに済むようにしたいものです
健康であり続ける限り、通院や薬にかける「お金」がかからずに済む、この上ない節約となります
高齢者には働き口はないと言われていたこともありましたが、多くの人が長く健康でいられるようになり、状況も変化してきました
慢性的な人手不足、年金などの社会保障制度の問題などの背景もあり、高齢者にも働く機会が増えています
せっかく開かれている機会なのですから、利用できる機会、チャンスは活かしたいものです
いつまでも働きたくはないという考えもあるでしょうが、社会と関わりを持ち続けることはメリットはあっても、デメリットとはならないはずです
収入を3万円増やすことと、支出を3万円減らすことは家計的には同じことです
どちらにしても、家計的には、3万円のメリットを得ることができます
長く健康で生活できると、余計な医療費がかからず、その分の節約になります
また、高齢者にも開かれた「働く機会」を活かすことができ、多少なりとも収入を得ることもできます
節約と収入増という両方のメリットを得ることができそうです
年金の支給開始時期については、この先、厳しい財政事情、見解も聞かれます
年金だけが頼りだという方には厳しい状況かもしれませんが、多少なりとも余裕がある人にはチャンスとも言えます
年金の受給開始を遅らせる、繰り下げ請求をすると年金が増額されるという仕組みがあります
65歳からの受給開始を5年遅らせて、70歳からの受給開始とすると、実に42%増額されるという破格の制度です
今どき、たったの5年で、42%も資産を増やせる金融商品があるでしょうか…?
ヘタな資産運用などより、とにかく健康でいて、少しでも長く働いていると大きなご褒美となりそうです