生活習慣などを把握するために厚生労働省が行った調査結果によると、 収入の少ない人ほど、米やパンなどの穀類の摂取量が多く、野菜や肉などの摂取量が少ないことが分かりました
日頃、スーパーなどで買い物をしている人であれば、おおよその値段と言うのは知っていると思いますが、生の野菜やくだものは安くはありません
収入が少ない人には手の出しづらいものになっています
収入の少ない人は、食事に関する意識が低かったり、 時間の余裕がなかったりして、手間のかからない主食中心の食事に偏っているのではないかという見解があります
たしかにそういう見方もできますが、単純に「お金」の問題とも言えそうです
同じ金額でも、トマト1個150円と、食パン1斤150円とどちらを優先して買いますか?ということです
食パン1斤とトマト1個では、どちらがコスパがよく見えるか、お腹を満足させてくれるか考えるまでもありません
収入の差はあっても、多くの人はそれぞれ限られた生活費の中でのやりくりをしています
何に、どれだけの「お金」を使うかは、価値感の違い、個人差もあります
しかし、人は誰でも生活していく上では、食事をして必要十分な栄養を確保する必要があります
どんなに高性能な車であっても燃料がなくては走ることができません
生活費のやりくりは大変ですが、その中でも、体を健康に維持するための食事は優先順位を上げて考えたいところです
健康を害してしまうと思うように働くことができないばかりか、医療費や薬代など、お金のかかることにつながります
特別、不自由がない時は軽視してしまいがちですが、やはり、医療費などの余計な出費を抑えるためにも、日頃から健康管理に気をつけたいところです
生の野菜は高くて手が出せなくても、食費の予算内で、同等の栄養をできるだけ取り入れたいものです
手軽な価格の「カット野菜」は、使い残しの無駄も少ない点でもコスパは高そうです
一般的には、栄養面では優位性が感じられない缶詰ですが、トマトの缶詰はそうとも言えないようです
くだものや野菜を缶詰にした商品の中でも、比較的安価に手に入れられるのがトマトの缶詰です
缶詰というと手軽に利用できる反面、栄養面などでは生のトマトに比べて劣るイメージです
しかし、日本で栽培されている多くのトマトと缶詰に使用されているトマトはそもそも品種が異なり、栄養成分にも違いがあるようです
日本で売られているトマトのほとんどはピンク色したものですが、缶詰に使用されているトマトはイタリア産など、真っ赤なものです
強い日差しをたっぷりと浴びて育ち、トマトの代表的な栄養と言える「リコピン」を豊富に含んでいるのなら、缶詰と言っても利用価値は高そうです
必要な栄養を手軽に摂ることができるサプリメントですが、100円ショップにも様々な栄養成分のサプリメントが用意されています
薬局などで売られている栄養サプリメントと比べると、内容的には値段相応となっていますが、自分に必要な栄養をピンポイントで手軽に補えそうです
収入による格差は、生活面のいろいろなところで格差を生みますが、食事の面、健康に与える影響は最小限に抑えたいところです
何をするにも体が資本となりますし、体を壊してしまうと、収入面、支出面の双方にダメージを受けることになります
できる範囲内という条件にはなりますが、何もしないよりは多少でも体によい選択をしたいものです