コラム −安心・安全 耐震性−
家の中に居る時に地震が起きたら・・・
机などの下にもぐる・・・
トイレなどもいいと言われます。
床面積のわりに四隅に柱があって丈夫だからです。
つまり、コンパクトな家の方が耐震性に優れている・・・ということです。
無論、同じ工法であればという条件ではありますが、大きな開放、広い部屋があればあるほど、耐震性を補うための手段を講じなければならないため、建築費用を増大させることになります。
様々な工法、技術を使って耐震性の向上を図ることも方法のひとつです。
しかし、簡単に確実に耐震性に優れた家を作る方法は、単純に床面積を抑えることです。
しかも建築費用の抑制、固定資産税の節税に大きく貢献してくれます。
広い空間がどうしてもほしいということであれば、1階でなく、2階にする・・・
阪神淡路大震災の時に、1階部分がつぶれている家、共同住宅などが数多くあったことが報告されています。そのほとんどが1階に店舗や車庫などの大きな空間があった建物です。
広くない部屋を広く見せる工夫をする・・・
収納スペースを十分にとって、なるべく部屋に大きな家具などを置かないというのもひとつの方法です。
耐震性は、基準を満たしているから大丈夫というわけではありません。
より強固なものを限られた予算で・・・ということであれば、コンパクトな家が一番です。
コラム −安心・安全 お風呂のお湯・・・抜く派?抜かない派?−
私は以前、市役所に25年間勤務していました。
その中で、消防本部に勤務していたことがあります。
私は一般事務職なので、火を消したり、人を助けたり・・・はしませんでしたが・・・
阪神・淡路大震災が起きた年から5年間のことです。
時期が時期だっただけに、阪神・淡路大震災を教訓とした市民向けの啓発資料などもずいぶん見る機会がありましたが、その中で、お風呂に入ったあと、お湯は抜かないで貯めて置くことを推奨していました。
お風呂の水の量は家族全員が入った後でも100リットル以上ストックされているはずです。
これだけあれば、トイレ用などとして十分利用できるからです。
ただ、洗濯機にお風呂の残り湯を吸い上げるポンプが装備されているものもあるので、浴室の隣に洗濯機があって、水を大事に使うという方は抜かない派のはずですね。
ところがその後、消防本部から保健所に異動を命じられ、母子保健を担当することになりました。
ところかわれば・・・ではありませんが、ここでは、お風呂のお湯は抜くように指導していました。
理由は、幼児の事故(=溺死)を防ぐということです。
(1〜4歳児の浴槽での溺死 年間50人前後)
同じ市役所から出される市民向けのパンフで相反する内容というのも間抜けな話ではありますが・・・
双方の意味、理由を踏まえて適切に判断していただきたいと・・・
まるで市役所の職員のような言い方になってしまいましたが
要するに、子供が小さいうちはお風呂のお湯を抜いて、その分、ペットボトルなどのストックを増やし
子供が大きくなったらお風呂のお湯をストックするようにした方がいい・・・ということのようです。
コラム −安心・安全 災害に強い?トイレとは−
私は以前、消防本部に勤務していたことがあります。
阪神・淡路大震災が起きた年から5年間ほどのことです。
業務上、防災について、様々な資料を見て、震災経験者をはじめ多くの方の意見、話を聞くことが出来ました。
おそらくは、一般の方より、消防・防災についての知識はあると思います。
その中で、トイレのことについて・・・
ものがものだけに、あまり直接的な報道、報告がされないのですが、本当に悲惨な状況とのことです。
順番からいくと、生命の安全の確保、飲料水・食料の確保・・・
仮設トイレの設置はどうしても後の方になってしまうので、その間もそうですが、絶対数が足りないのです。
あまりイメージしたくはありませんが、仕方がないから流れないトイレに・・・
一度でもこの経験をされた方であれば、飲料としてだけでなく、水の重要性を十分理解してペットボトルをストックしておく等の対応をされているのではないかと思います。
ところが、いくら水を用意していても、通常どおり使えないトイレがあります。
タンクレストイレです。
タンクレストイレは、水道の圧力や電気制御を使っているので、水道、電気が止まってしまうと通常どおりに流すことができません。
すっきりしていて見た目はいいのですが、災害時には使いにくいトイレなんです。
災害に強いのは、やっぱり昔ながらのタンク付きトイレ。
最近ではよりスタイリッシュになっていますが、タンクの上部から水を補給できるタイプが災害時には威力を発揮してくれるはずです。
災害時を想定してトイレを選ぶ人がいるかどうかわかりませんが・・・参考まで。
ちなみに我が家は、1階、2階に2つのトイレがあり、一方はタンクレス、他方はタンク付きです。
コラム −安心・安全 我が家の防災対策−
防災対策・・・
といっても、非常時(地震など)に備えて日頃から準備していること・・・
非常食の確保 カップ麺 ウイダーinゼリー
飲料水の確保 ペットボトル
水(飲料水以外)の確保 お風呂の水
ガスバーナー&ガスランタン アウトドア用品
ライト 電池式自転車用
石油ストーブ ライフライン(電気、ガス)が寸断されてもスタンドアロンで使えて、持ち運び可能、暖をとるだけでなくお湯を沸かす、調理にも利用可能な優れものです。
マウンテンバイク 過酷な状況下(道路の寸断、混乱)になればなるほどポテンシャルは高い。ただし、それ相応の体力が必要。