昔は家を建てるというと、新築した「その時」に全力投球というのが一般的な考え方でした
後から後悔することのないように、後からではどうにもならないから…
しかし、リフォーム、リノベーションという言葉が一般的となった今、何が何でも新築時にこだわる必要があるでしょうか…?
新築時にできる限り全力投球… と考える理由はいくつかあると思います
まとまった「お金」を用意できるチャンスはそんなにないということ…
今は、リフォーム専用のローンも商品化されていますし、施策として減税を受けられることもあります
後付けはよくないという悪いイメージ…
今は、リフォーム専用の商品が多数ありますし、それを施工するための技術、工具も充実しています
テレビのリフォーム番組で紹介されているように、在来工法による木造の家については、
基本となる基礎と構造材(主たる柱、梁、土台)さえ、しっかりとしていれば、後からのリフォームによって、多くの希望、要望を実現することが可能です
リフォームに特化した製品の開発や技術が多く出てきていることが、「できないこと」を「できること」に変えています
マイホームの購入は、多額のお金を使う買い物であり、人生の中でも数少ない経験となります
よって、他のものよりも、より慎重に、後で後悔することがないように、どちらかというとお金をかける方向に判断してしまいがちです
結果的に、予算ぎりぎり、または予算オーバーとなってしまうことが多いようです
マイホームの営業現場では、どうしても命一杯の仕様を提案され、これを取り入れる方向に判断されがちですが、
固定資産税の税額は、新築時にのみ判断されるので、最初に多くの要望、希望を叶えた家の方がより税金が高い家ということになります
リフォームやリノベーションといった言葉が当たり前となった今では、後から付け加えることに抵抗感を持つ必要はないと思います
また、実際に住み始めて、ニーズを見極めてからの選択は失敗することが少ないはずです
固定資産税の負担の軽減、無駄な投資の抑制を実現するためには、リフォームが重要な役割を担います
新築時における無駄な投資には、その分の費用だけでなく、ローンとして余分な金利も払い続けなければならない
ということを肝に銘じておく必要がありそうです
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できれば、新しい家で、1シーズン過ごしてみる