固定資産税の計算の元となる再建築価格の積算には、「再建築費評点基準表」が使用されます
これは、あらかじめ、住宅を構成する各部、各項目ごとに基準となる単価が決められているものです

しかし、単価を基本としながらも、実態(=施工費用)に合わせた微調整を行うようになっています
施工費用が高くなるような場合は、単価を上げるように補正します(増点補正率)
逆に、施工費用が安くなるような場合は、単価を下げるように補正します(減点補正率)

床暖房の再建築費評点基準表

床暖房の場合、床面の発熱方式によって、増点補正率が設定されています
これは、床面の発熱方式が「電気式」の場合、補正率2.0を適用するものです
つまり、基準単価に補正率2.0を乗じて計算するというものです

例えば、施工床面積20u(12畳程度)であれば
@12,490 × 補正率2.0 × 20u = 499,600円 となり、この金額が再建築価格にプラスされます

【注意点】
床面の発熱方式が「電気式」の場合、基準単価は2倍になる

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