念願のガレージライフが実現できるということで、あれもこれもとなりがちです
しかし、多くの場合、「予算」という難問、制限があり、気持ち的には実現したくても、予算的には厳しいということがあると思います
また、建てた後にも、毎年支払うことになる税金や各種保険などの負担が生じますので、あらかじめ家計的に考慮しておく必要があります
マイホームなど、不動産を所有すると毎年、固定資産税を払うことになります
車の税金と同じで、所有者の収入、所得に関係なく、所有することで義務が生じる負担です
水道光熱費などは、自分の意思である程度の出費調整を行うことができます
しかし、自治体に支払う税金は、一度決められてしまうとそのまま払い続けるほかないのでやっかいです
一般的に「ローコスト住宅」というと、コストを抑えた家、格安資材を使ったり、何かを省略、省くなどの工夫をして、トータルの建築コストを低く抑えた家という印象です
しかし、新築時に建築コストを抑えられたとしても、新築後にコストがかかるなど、トータルの費用がローコストになっていなければ意味がありません
単純なことですが、家づくりに際し、無駄をしない、無駄な出費をしないことも「ローコスト住宅」につながるものだと思います
いろいろと考えて出した結論でも、実際の現場で良い結果につながるとは限りません
思っていたのと違った、イメージと違ったというのは、よくあることです
ましてや、経験のない、初めてのことならなおさらです
実際の建築実例を参考するにしても、何を重視するか、大切に考えるかは人によって異なります
何が必要か、どう必要かの判断も違ってくるところです
あえて完成度を低く抑えたところから始めてみることを提案します
最初から「完璧」を目指そうとすると「無理」につながることが多いです
家を建てようとすると、あれこれと思いのほか時間を取られるものです
時間的にも、予算的にも生じる「無理」というのは、決して良い方向へのプラス材料とはなりません
まずは「最低限、住めるだけ」程度なら無理なく進められると思います
マイホームを所有すると毎年払うことになるのが固定資産税ですが、そういう税金があることは知っていても、制度や仕組みを理解している方は決して多くはないと思います
この法律がつくられたのは「リフォーム」という言葉が一般化される前の時代です
当然のことながら、法律の中には「リフォーム」という概念がなく、建物に対する税額は「新築時」に計算するものとなっています
新築後に、リフォームされても「再計算されることはなく」新築時の評価が続くことになります
つまり、新築時に「完成度70%」の家なら、建物の評価も税額もずっと低いままということです
新築時に無理なく始めると税金面での節税も期待できます
税金を安くすることを主目的にしようとは思いませんが、そこを意識することで「別のメリット」を期待できます
実際に住んでみて、実際の環境を肌で感じることで、必要な判断を行えば、無駄な出費をしなくて済みます
新築時に無駄な出費をしてしまうと、住宅ローンで余計な金利を払うことになるばかりか、建物の評価も高くなって割高な税金を払うことにもなります
リフォームローンなど、リフォーム専用の商品、サービスが充実している今なら選択肢のひとつになりそうです
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