家を建てる時に必要なお金は建物本体にかかる分だけではありません
隣家との境界線にはブロックを積んだり、フェンスで仕切る場合もあるでしょうし、 むやみやたらに敷地内に入って来れないように対策をする必要もあります
他にも、玄関までのアプローチ、カーポート、郵便ポストなども必要になります
外溝工事というのは、以外にお金がかかるものです
ガーデニングが趣味という方なら、土壌改良や植栽、外水道の設置などの費用も必要となります
ところで、これらの工事費用は固定資産税にどう影響するのでしょうか?
以前は、「普請の程度」と言って、「格」として判断することがありました
立派な庭や外溝工事にお金がかかっていることで、「格」が上であると見なされ、固定資産税を増やす方向で判断されることがありました
しかし、近年では、こういった抽象的な判断は用いられることはほとんどありません
特に、都市部では、すべて数値化されていると言ってもよいぐらいです
情報公開も一般的となった今では、後で不要なトラブルにならないように税額の積算根拠を明確にしておくことが求められます
個々の職員による判断の差が出ないようにするためにも、「見た目」で判断するようなことはなくなっています
新築した後に行われる税務職員による調査終了後に施工された外溝工事についてはまったく影響しません
【まとめ】
基本的に、ブロック塀や門柱などの外溝工事は固定資産税の対象とはならない
昔は「格」を重視し、その判断のひとつに外溝工事の程度を見ていたところもあるが、現在はほとんど判断しない