20代も半ばを過ぎた頃、太り気味になった体型が気になり、ダイエットのために自転車を始めました
最初のうちは、20〜30km走るくらいだったのが、次第に距離が伸び、自分の脚力だけで遠くまで移動できることに興奮しました
ダイエットのためだった目的は、いつしか「ただ走る」ことになっていました…
いつかまた富士山に登ろう
20km、50km、100km… いったいどれぐらい走れるのか、自分の限界を試してみたい…
毎週末の遠乗りは、来るべき日に備えたトレーニングという位置付けになりました
なんでも上手くできるようになってくると面白くなってきます
自分の自転車も、だんだんと走る距離を伸ばして、自分の力だけで遠くまで行けることに大きな魅力を感じました
しかし、ある程度のところまで到達すると伸びは停滞…
最初ははっきりわかるほどの成長を感じていたのに、ある時点から成長曲線は緩やかになります
同じことを続けていても、これ以上の成長はない…
ということで、自転車以外のトレーニングを取り入れることにしました
そのひとつが山登りです
自転車も山登りも同じ足を使う運動ですが、使う筋肉が違います
普段、自転車を乗るだけでは鍛えることができない筋肉を鍛えることで、自転車にもよい効果があるかもしれない…
以来、毎年、富士山に登ることが定番トレーニングとなりました
以前、ブログに書いた記事…
9月も残り少なくなってきましたが、母の介護生活が始まる前までは、
毎年、9月と言えば、富士山に登るのが恒例となっていた…
とは言っても、登山が趣味だとか、山登りが好きとかということではなく
家から車で、ほどよい時間で行ける
いつもと違った負荷をかけるトレーニングにちょうどよい
不思議な光景が見れる
などという理由で登っていた
シーズン中の 7、8月の富士山は、たいへん人が多く、人混みの中を
登るような感じだが、9月になると、ましてや平日はほとんど人はいない
しかも、日本人より、外国人の方が多いくらい…
みなさん、それなりの登山風な格好で富士山を登っているわけだが、
こちらは、タンクトップにスパッツ、グリップ重視のスニーカーという軽装もいいとこ…
相当に浮いてる…
実は、毎年「富士登山競争」という、富士山を登るマラソン大会があって、
その真似ごと?をしていたのです
タイムはまったく遅かったけどね…
まさに、雲の上と言う感じですね…
なんとも不思議な風景です
もっとも、下界では残暑厳しくても、富士山頂はめちゃくちゃ寒い…
風景を楽しむ間もなく、いつも下山していましたが…
人によっては、空気が薄くなる、気圧が下がることで、体に変調をきたす方もいるようですが、
自分は、わりと順応しやすいというか、ほとんど平気…
自分の父は、若い時に、八ヶ岳などを登っていたらしいので、
自分にもそのDNAが引き継がれているのかもしれない
ちなみに、火口はこんな感じで…
ちょっとくぼんでいるだけで、何もないんですね
もう2年…、いや3年か… 登ってないけど
また、登れる時がくるだろうか…
今の自分にとって、富士山に登るためにはいくつかのハードルがあります
自分で解決できることと自分ではどうしようもできないこと…
とりあえず、自分でできることはやって、その機会に備えておこうと思います