住民票というのは、現にそこに住んでいる人が置くものです

住民票データベースの中にあるのは、実際に住んでいる人の情報です

普通に考えると、住民票を置いている人数 = 住民票データベースのデータ数
となるわけですが、実際には異なります





理由は、様々な事情で、住民票を移すことなく、住んでいる人がいるからです

一般的に、実際に住んでいる自治体から様々な行政サービスを受けるためには、 住民票があることが前提(=実際に住んでいるということ)となります

しかし、人道的な配慮等から、住民票を異動(転入届)させなくても、必要な行政サービスを受けることができます

このような場合、住民票は別の市区町村に置いているにもかかわらず、実際に住んでいる所で、 住民票データベースに情報を登録します

役所内では、これを「住登外」(じゅうとうがい)と呼んでいます

「住登外」というのは、「住民登録外」の略で、役所内における住民管理用語です
つまり、住民票を置いていない人…

住民票は別の市区町村に置いているが、実際には「ここ」に住んでいる人…

住民票がないにも関わらず、その人の情報を住民票データとして管理しているということです

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そんなにあるの?仮想住民登録の話…