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住民票のデータベースには、実際には住民票を置いていない人の情報も存在しています

住民票データベース = 住民票 ではない、ということ…

これは、住民票データベースが 「住民の利便性」 や 「行政の合理化」 を目的として利用されているからです





では、どんなケースがあるかと言うと
夫の暴力(DV)から逃れている妻、家族、ストーカー対策など…

住民票を異動させてしまうと、その情報が夫に知られてしまい、危険を伴う可能性があることから、 住民票は前住所地にそのままにしておく場合があります

そのため、実際に住んでいる住所には住民票を置くことができないので、 「住登外」(じゅうとうがい 住民登録外の略)となるわけです

同様に、ホームレスの方の体調不調など、生命の危険を回避するために保護する場合があります

この場合も、まずは住民票が置いてある自治体で転出届を出して… などと対応していられません
(あくまでも一般的な対応方法であり、実際の対応は各自治体各部署で異なることがあります)

理由はともかく、ひとりの人が住民票データベースに複数の市区町村で存在することになります

このあたりが、「住民票」が事務手続きに必要なデータベースであることを象徴しています

同じように思えても 「戸籍」 とはまったく扱いが違うところです

【次記事】
同時に複数の自治体の住民票データベースに登録されている人たち…