再建築価格を求める理由…
本来、その家屋の金銭的価値というのは、購入時に実際に支払われたお金そのものと言えます
売買契約書や領収書を確認するだけで、簡単に、その家屋の価値を知ることができます
しかし、再建築価格とは
評価の対象となった家屋と全く同一のものを評価の時点においてその場所に新築するものとした場合に必要とされる建築費
とされています
評価の対象となる家そのものではなく、もう一度同一の家屋を建てたとしたら、いくらになるのかを計算することになります
つまり、実際に支払ったお金は関係ないということです
なぜ、一見無駄とも思えるようなことをするのかと言うと、対象となる家屋の本来の価値を「平等に」判断することにあります
まったく同じ仕様、グレードの家でも、実際の取引において、同じ価格とは限りません
セールやモニター、キャンペーンなど、販売事業者の営業方法によって、異なる価格が設定されることがあります
また、親戚だから、知り合いだからなどという理由で価格に差がつくこともあるかもしれません
こういった様々な要因による価格差をなくし、その家屋の持つ本来の価値を平等に求めるために、再建築価格を計算することとなっています
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