暖房機器としては、エアコンや床暖房に比べ、知名度はもうひとつですが、 北海道や東北地方など寒冷地で設置件数を伸ばしているのが蓄熱式暖房器です

仕組みはいたってシンプル…
電気料金の安価な深夜帯に、本体内の蓄熱材(レンガのような石素材)を暖めるだけです

すると本体が、大きな湯たんぽのようになり、熱を発散し続けてくれます






つまり、24時間暖房となるので、気温差が少なくなり、結露の発生を抑えることができます
結露は、サッシ周りの腐食など、家にダメージを与えるだけでなく、カビの発生原因にもなります
小さなお子さんがいる場合など、アレルギー疾患の原因にもなるので要注意です

火を使わず、仕組みがシンプルなので、故障が少ない点もメリット…
床暖房と違い、本体がすべて露出しているのでメンテナンスも容易です

夜間に蓄熱した熱を自然放熱するのが基本となりますが、ファンを内蔵している蓄熱式暖房器もあります
すぐに室温を上げたい時などに有効な機能で、エアコン的な使い方ができます

【まとめ】
床暖房のように、ふく射熱により部屋を暖める暖房器具として、蓄熱式暖房器がある
北海道や東北地方など寒冷地でよく利用されている

【次記事】
蓄熱式暖房器は家電、床暖房は住宅設備 その違いは…