そもそも、何もわざわざ建物の調査をして計算しなくても、その家の価値を知りたいのであれば、 家を建てるために使った費用の領収書をみせれば済むはずです?
たしかに、それもその家の価値を知るひとつの方法ではあります
しかし、同じような家でも建て方には複数の方法があります
地元の工務店に依頼して建てる場合
知り合いの大工さんに頼んで建てる場合
中には、プロには頼まずセルフビルド、自分で建てるという方もいます
まったく同じ床面積、素材の家を建てようとしてもその費用には差が生じます
知り合いだから、キャンペーン中だから、などの理由でも値引きなどによって価格差が生じます
よって、様々な事情に左右されることなく、客観的な価値を適正に判断するための方法として、再建築価格を求める方法が採用されています
判例 再建築価格の妥当性 (昭和50年12月12日 京都地裁判決)
【まとめ】
家屋の評価額は必ずしも実際の購入価格に連動しない
家屋の価値を公平に判断するために再建築価格を求める方式が採用されている