どうして子供と同居していると公的負担を重くするのでしょうか?
どういう理由なんでしょうか?
親子が一緒に住んでいると生活費が少なくて済むから…?
生活費が少なくて済む分を、公費の負担にまわしてほしいということなのでしょうか…?
現役世代の子供と同居しているために公的負担が重く課せられる…
しかし、収入が十分にあって、金銭的に余裕があるから、別々に生活することができるとも考えられます
別々に生活したくても、その余裕がない、仕方なく一緒に生活している、他に選択肢はないという家族もいるでしょう
少なくとも、お金に余裕がなければ、別々に生活できないのではないでしょうか?
生活に余裕があって、親子が別々に暮らしている方が、収入も別々として判断されることになります
生活に余裕がなく、親子が同居している場合は、それぞれの収入が合算されて判断されてしまいます
収入が多い方が、より多くの公的負担を伴うという原則とは異なる状況となるケースがありそうです
生活に余裕がない方が負担が重くなってしまうというのは、世帯分離の話よりも問題かもしれません
離れて暮らしていても、子供が親にお金を援助している場合もありますが、そのことは公費負担の計算には影響しません
つまり、一緒に住んでいるか、いないか、もっと言えば、住民票上の世帯が一緒かどうかだけで公費負担に差がつくことになります
上の例で、子供の収入が 700万円ではなく、年収3000万円だったらどうでしょうか?
子供が買った、生活に便利な場所に建つマンションに両親を住まわせ、毎月の水道光熱費もすべて子供が支払っているとします
書類上は、マンションは子供の資産であって、生活費の援助などはまったく考慮されません
両親に求められる公費負担は 年金収入300万円だけで計算されることになります