住民票というのは、その目的に「住民の利便性」や「行政の合理化」とあるように、事務処理に必要な「名簿」的なものです
名簿的と言っても、住民票が大事なものであるということは間違いありません
住民票のデータを基に様々な行政サービスを受けることができるようになっているからです
一般的な認識とは違っていると感じるところが、住民票の世帯には「他人」を含めることができる点です
住民票の世帯というのは、家族だけだと思っている人が多いと思います
しかし、血縁関係がなく、戸籍上のつながりもない人が同一世帯を構成することができます
逆に言えば、世帯構成に、血縁関係や戸籍上のつながりは関係ないと言うことです
入籍はしない事実婚夫婦や同性による生活など、昔はできなかった選択が、今ではできることがあります
もちろん戸籍上の夫婦とはなりませんが、苗字が違っていても、住民票上では同一世帯とすることができます
続柄として、「同居人」「内縁の夫」「内縁の妻」なども用意されています
他にも、ルームシェア、シェアハウスなど、他人であっても助け合う生活スタイルはあります
【まとめ】
世帯構成に、血縁関係や戸籍上のつながりは絶対条件ではない
世帯に他人を含めることができる点からも、事務処理上必要な「名簿」と考えた方がよい
【次記事】
訳あって住民票を異動させることができない人の対処事例 住民登録外DB