家族の中に「無申告者」がいるために、保険料が適正に算定されていないケース…
連絡がとれない、消息のわからない家族なら、どうすればよいのでしょうか…?
国民健康保険の保険料の計算に中には、「減額(軽減)制度」という仕組みがあります
低所得者に配慮した、保険料の負担を軽減するために用意されているものです
しかし、制度による保険料の減額を行うためにはいくつかの条件、ポイントがあります
低所得であれば、誰でも無条件に保険料が減額されるわけではありません
自分自身には何の問題もないとしても、家族の中に、ひとりでも問題のある人がいると自分の世帯は「問題のある世帯」となります
「問題のある世帯」のままでは、保険料の減額計算ができない仕組みになっています
実際に相談のあったケースがあります
実際に同居している家族であれば、申告をするように説得することもできますが、連絡もとれない状況ではそれもできません
そのままでは「問題のある世帯」のままになって、いつまでも高い保険料の請求を受けることになってしまいます
上の相談事例の中でも、世帯分離してしまうのも「方法のひとつ」として紹介しています
本人不在では、本人の住民票を異動させるわけにはいかないので、本人はそのままに、他の家族が分離して「新しい世帯」「問題のない世帯」をつくります
【まとめ】
保険料の減額制度が適用されるためには世帯全員の収入状況が把握されていることが必要
問題のある家族がいる場合は、当事者を切り離す(世帯分離)ことも方法のひとつ