世帯分離についてまとめておきます
「世帯分離」というのは、今ある世帯を分ける「住民票上の手続き」のひとつのことです
ですから、役所の中に「世帯分離」という、ひとつのカテゴリー、サービス、システムがあるわけではありません
住民票上の手続きのひとつである「世帯分離」の届けを出し、今ある住民票上の世帯を分けることで、税金や保険、医療などの 金銭的負担額が変わってくることがあります
そこで、どのように変わってくるのか、というところが問題になるところです
例えば、収入がまったく同じ家族がいたとすると、それぞれの家族が負担する税金や保険料などの公的負担は同じでよいと思います
収入がまったく同じなら、負担能力も同じだと考えられるからです
しかし、実際には、同居しているかどうか、同居なら世帯が一緒かどうか、で負担に差がつけられています
そして、その世帯に関する情報が「住民票」ということになっています
【まとめ】
「世帯分離」というのは「住民票上の手続き」のひとつ
税金、保険、医療などの業務の中に「世帯分離」という言葉は出てこない
住民票上の異動があると各業務の中で公的負担の再計算が行われ、生活そのものは何も変わっていないのに、住民票上の構成の違いだけで、公的負担が変わってくることがある