住民票の世帯構成は家族だけとは限りません それぞれの生活事情があります

「世帯分離」については、「負担逃れ」というように問題があるものと捉えている方がいます

中には、どうしてダメなのか、きちんと解説されている方もいるようです

そして、世帯分離がダメだという、よくある理由が「ひとつ屋根の下でいっしょに生活し生計が一なら世帯はひとつ」というものです

世帯分離問題

しかし、いっしょに生活していると言っても、その状況、事情は様々で一律に判断できるものではありません

あまり、知られていないと思いますが、住民票上の続柄には「同居人」というのがあります

血縁関係のない人で、同居している人のことです

つまり、住民票上の世帯の中には、戸籍上の他人も含めることができるということです

生活 同居人

血縁関係がないわけですから、一般的に言われる「家族」ではないのでしょうか?

結婚前の同棲?友だち?

そういうのは、一時的なものであって、例外と考えるべきと思われるかもしれません

しかし、法律上の結婚ができないカップル、住まいを共有するだけのシェアハウス住民というケースもあります

もちろん、住民票上の世帯を別にしている方もいますが、ひとつにしている方もいます

これらについても、どちらが正しいとか間違っているとかということはありません

このようなケースでは、世帯をどうするか決める際に、生計が一かどうかなどを判断材料にする人などいないでしょうし、 どうするかは、本人次第です

戸籍上の他人が混在してくると、誰が世帯主とか、世帯主の意味とか、特別な意味を持たなくなってきます

「世帯」が家族のことだけだと考えていると大きな間違いです

【まとめ】
住民票上の世帯は、一般的な家族ばかりとは限らない

戸籍上の他人を含めて世帯というものを考える必要がある

どのような世帯構成にするか、選択権はあくまでも住民側にある