今、売っても二束三文にしかならない土地、家屋なら、今しか売れないと思います
これから先、日本の人口は減る一方なので、土地に対する需要も減るばかりです
「もの」の値段は、需要と供給のバランスで決まります
どんなによい商品でも、買いたいという人がいなければ売れません
非正規の雇用では、住宅ローンの審査に通ることも難しいのが実情です
今の日本は、マイホームを買いたい人はいますが、実際に買える人は多くありません
この先も劇的に改善するような特効薬はありませんので、売れるうちに売るのが得策です
NHKスペシャル 老人漂流社会「老後破産の現実」より
ひとり暮らしの高齢者は約600万人
年金だけで生活する単身高齢者の内、年収120万円未満の高齢者は半数の300万人
その内、生活保護を受けている高齢者は約70万人で、残りの200万人近くの高齢者は生活保護を受けずに生活しています
本来、年金だけの収入が年120万円未満ということであれば、支援の対象となる可能性は高いと思います
しかし、土地を手放すことができないという思いから、今のままで頑張るという方もいるようです
健康で、元気でいられる時は頑張れるかもしれません
しかし、自分だけの力では生活が成り立たない、十分な介護サービス、医療を受けることができないという状況になってしまったら、 選択肢はひとつです
問題になるのは、資産性の高いものだけではありません
家の中にあるものには、特別な思いのあるものもあるでしょう
しかし、それらについても自分がいなくなった時にはどうなるか…
現実問題として、特別養護老人ホームなどの施設には、私物はほとんど持ち込むことができません
先々の予定として、施設入所が選択肢となっているのであれば、遅かれ早かれ問題になるところです
日常生活の上で、本当に必要なものというのは多くはありません
結果が同じなら、自分の意思で行う事ができる今がその機会です
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