生活支援を受けるためには、精神的ハードルを乗り越える必要があります
誰でも少なからず抱く抵抗感だと思いますが、今回の支援は、世帯分離することで親だけの半分だけの支援です
親を犠牲にしているように思われるかもしれません
しかし、ものは考えようで、親に助けてもらっているとも言えます
親にはこれまでもずいぶんと助けてもらっているはずですが、ここでもう一度助けてもらいましょう
まだ、子供を助けることができるというのは、親にとってはうれしいことでもあります
今は助けてもらっても、恩返しするチャンスは、これから先まだいくらでもあるはずです
今、自分のやっていること、自分の判断が必ずしも正しいとは限りません
厳しい生活を強いられている中で、冷静さを失い、正しい価値判断ができなくなっている場合もあります
介護に関する事件、事故が後を絶ちませんが、中には「なぜ?どうして?」と思われるようなことも少なくありません
冷静でいられる時には、なんともないようなことでも、冷静でない時には、物事がよく見えなくなっていることもあります
お金がない、生活困窮状態というのは、冷静さを失わせるのに十分な過酷な事情です
さらに、自分でどうにかしようと考えれば考えるほど追い詰められてしまうこともあります
真面目な人ほど、そのような傾向にあるようです
今、できることはどこまでか、どこまでお金をかけた方がよいのか?
介護は、やらないことが問題になりますが、やり過ぎるのもまた問題につながることがあります
余裕をなくし、冷静さを欠き、最悪な事態を回避するためにも、客観的な目で、第三者の判断を参考にすることも必要なことだと思います
そのためには、やはり精神的な余裕は必要不可欠となります