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住民票とは?住民登録とは?戸籍とは違うのですか? 住民票は行政事務の基幹DB

わかっているようで、実はあまりよくわかっていない「住民票」のこと…

まず始めに確認しておくべきことは「戸籍」と「住民票」は、まったくの別物であるということです

届出の窓口が、同じ役所ということで、同じもののように感じられている方も多いのではないでしょうか…

住民票 戸籍

しかし、実際のところ、法律も違いますし、情報管理もしっかりと区別されています

そもそも、住民票(=住民登録)とは何なのでしょうか…

住民票は、「住民基本台帳法」に基づくもので、その目的は

 この法律は、市町村(特別区を含む。以下同じ。)において、住民の居住関係の公証 選挙人名簿の登録その他の住民に関する事務の処理の基礎とするとともに住民の住所に関する届出等の簡素化を図りあわせて住民に関する記録の適正な管理を 図るため、住民に関する記録を正確かつ統一的に行う住民基本台帳の制度を定めもつて住民の利便を増進するとともに国及び地方公共団体の行政の合理化に資することを目的とする。

とあり、「住民の利便性」や「行政の合理化」とあるように、つまりは単なる「データベース」づくりにすぎないということで、このあたりが「戸籍」とは、重みがまったく異なるところで、その違いは罰則規定にも表れています

住民票の目的 役割

住民票という「データベース」には、名前や生年月日、性別、続柄、住所など、個人の基本となる情報が収納されます

そして「住民の利便性」や「行政の合理化」を目的とすることは、役所で管理される様々な情報管理の上でも表れています

個人情報データベース

イメージとしては、住民票データベースを基本として、役所で管理される様々な情報がぶら下がっているような感じになります(実際のシステム設計、構築は各自治体により異なります)

役所の事務管理の立場で言えば、住民票のデータベースに情報がないと何も機能しないとも言えそうです

今は、どこの役所でも、どの部門でも、情報はコンピュータ管理の時代です

税金を払ったり、様々な行政サービスを受けたり、何をするにもまず住民票のデータを作るところから始まります