世帯分離することを考えているものの、実際に行動するにはいくつかのハードルがあるようです

デメリットがあるのではないかという不安やスムーズに手続きができるのかという不安…

そして、何か悪いことでもするかのような精神面での不安です

実際に役所に相談された方の中には、このような不安をあおるようなことを言われたケースがあります

役所にとっては、手続きされては困るので、手続きさせないための誘導的対応なのかもしれません

これでは、真面目な方ほど、不安になってしまいそうです

そもそもの住民票とは何なのでしょうか…？

似たイメージのものに「戸籍」がありますが、法律も管理する役所も異なる別物であることを認識しておく必要があります

「戸籍」は、出生から死亡に至るまでの親族関係を登録するもので、日本国籍を有するということを公に証明する唯一の制度です

日本国籍を有する、つまり、日本人であることを証明するものなのですから大変重要なものです

対して、住民票の方は「住民基本台帳法」に基づくもので、その目的は
「住民の住所に関する届出等の簡素化を図り、住民の利便を増進するとともに、行政の合理化に資するため」とあります

つまり、「住民の利便性」や「行政の合理化」とあるように、事務処理に必要な「名簿」的なものと言えます

住民票があることで、住民が行う手続きが簡素化されるわけですから、住民にとってはよいことであり、また、行政側も事務処理が合理化されることで、事務処理の迅速化と経費の削減などが期待できます

このあたりが似たようなものであっても「戸籍」とはまったく性質が異なるところです

【まとめ】
住民票は、その目的に「住民の利便性」や「行政の合理化」とあるように、事務処理に必要な「名簿」的なもの

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世帯分離しても世帯合併すれば元に戻すことができます　世帯分離の届出