実際にあった相談事例ですが、引越し時に、世帯をどうしたらよいのかという内容です
世帯分離の届出が問題になっているのではなく、その前の住民票の構成についての相談です
親子関係であれば、とりあえず、世帯を分けておくことをお勧めしています
過去の相談事例を踏まえ、後から「世帯を分離すること」にはスムーズに手続きできない場合があるからです
自治体によって対応が異なるので一概には言えませんが、実際に手続きさせてもらえない役所がある以上、それを考慮しての判断です
先に述べたように、役所側がまったく手続きさせる気がないのであれば、これを突破することは容易ではありません
転入や転出などの住民異動届は、毎日のようにある一般的な手続きですが、世帯分離は頻繁にはない、レアな届出と言えそうです
毎日見かける、一般的な届出については、特別、問題になるようなことは少なく、経験の少ない職員でも対応が可能です
毎日のように見ているものなので、特別の注意もなく、必要最低限のチェックしかされません
一方で、世帯分離のような、あまり事例のない届出については、対応できる職員が限られてきます
経験の多い職員が、特別のチェックを行うことになりそうです
近年、行政事務の民間事業者への委託化が進んでいます
複雑な判断、相談対応が求められる業務は不向きですが、住民票の交付事務はもちろん、住民票の異動届に関する事務作業も委託業務の対象となっています
業務委託されている職員は、マニュアルに従い、淡々と事務を行うだけなので、ある意味スムーズに手続きは進みます
転入届に関しては、特別問題視されない理由のひとつかもしれません