高齢の親を思うがため、良かれと思った判断、行動が結果的に良くない事態を引き起こしてしまうことがあります
高齢者に優しい住まいということで、高気密、高断熱の夏は涼しく、冬は暖かい家を考えます
しかし、若い世代には問題にならないことが、高齢になった親には苦になることがあります
最新の住宅設備は、快適な生活に欠かせませんが、操作が難しかったり、今までになかった操作がストレスになってしまうことがあります
住まいが、住み慣れた家から、新しい家に変わったことで不穏、精神的なダメージを受けてしまうことがあります
住み慣れた家での生活が長ければ長いほど、受ける影響は大きくなりそうです
高齢者本人が新築を望む場合もありますが、すでに冷静、的確な判断ができなくなっている可能性もあり、認知症が疑われる方では症状を悪化させてしまうリスクがあります
自己所有するマイホームには、毎年、固定資産税の支払いが求められます
建物にかかる固定資産税は、新築時に税額が確定されますが、年を経るごとに価値の減少を考慮して減額されていきます
築30年の一般的なマイホームであれば、税額は最小になっているわけですが、新築することで、求められる税額も増えることになります
終の棲家としてお勧めしたいのは、新築ではなく、既存の住まいのリフォームです
リフォームやリノベーションと言った言葉が一般化して以降、専用の資材、工法、技術が向上して、できることの範囲が格段に増えています
基本的に同じ家であるのなら、環境が変わったことによる影響は少なくて済むはずです
先のことを考えると生活資金、お金に余裕を持っておくことも大切だと思うので、リフォームを選択するメリットのひとつになると思います
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