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国民健康保険料滞納による差押 現実と預貯金の差押

実際に、差押まで手続きが進んでしまうのは「問題があると認められたケース」だけとは言え、現実に行われている手続きです

しかし、差押という手続きは、一般の人が想像する以上に大変な手続き、事務処理になります

保険料 滞納処理

差押というと「差押」と書いた紙をぺたぺた貼っていくイメージがあるかもしれません

しかし、差押の目的は、あくまでも滞納分に充当することなので、今時そんなことをしてもよほどのものでない限り、成果が出ません

「もの」は「もの」のままではダメで、現金化する必要があるため、余計に事務処理が必要となります

やはり、給与や預貯金などが狙い目となるわけですが、給与の場合は、勤務先の協力が必要になるので、後で問題を残すことにもなります

預貯金 差押

預貯金は、金融機関という第三者が手続きの相手になり、また、対応もしっかりしているので、事務処理のしやすいところと言えます

ただし、問題になるのが、対象者の預貯金が「どこの金融機関」にあるのかということです

数ある金融機関は、それぞれが独立した組織ですから、どこかで、対象者の口座情報を一括管理しているわけではなく、ひとつひとつ照会していくしかありません

実際の差押の手続きには、相当な事務処理を要することになるので、できれば「やりたくない」手続きです

【まとめ】
実際の差押の手続きには大変な労力を必要とするのでその点においても簡単にできる手続きではない

預貯金の差押は金融機関の特定が問題になるが「ゆうちょ銀行」「農協」地元に展開する金融機関は必ず調査対象になる

マイナンバー制度の運用により口座情報の一括管理が可能な状況になっている(金融機関に届出済みの場合)