公務員は、平等、公平な立場でなければならない…

公務員は、このことについて、常日頃から行動、言動に注意が払われているところです。


大企業でも補助金を使って商売しています 生活支援の公的制度

財政状況の厳しさから、役所が所有するもの、例えば、公用車やホームページ、パンフレット、冊子などに企業広告などを掲載することは珍しいことではなくなっていますが、一昔前までは考えられなかったことで、これも一部の企業等に肩入れすることはできないという立場によるものでした。

世帯分離については、得するという裏技的な位置付けで情報が流れている背景があります。

■裏技的なものには反発する習性
■平等、公平の原則の堅持
■これを損なうことは絶対に許さないという強い姿勢

どうしても、得する、安くなる、などの言葉は、平等、公平の原則に反することを連想させてしまいます。

こういったことから、役所の職員の習性としては、好意的に受け入れられない、認めたくないという心理が働いても不思議なことではありません。

また、問題があるところを指摘されれば、誰でも気分は悪いものです。
誰でもつつかれると嫌なところがあるはずです。
職員も制度上のある意味、弱点であることは認識しているはずなので、世帯分離について、応対することは嫌なはずです。

このような背景からも、単に、払うお金を安くしたいから、というような目的では、とうてい理解を得て、積極的な協力をお願いすることはできません。

さらに、例え、結果が同じであっても、プロセスを重視する傾向は大変強いものがあります。
一般の人からはどうでもいいようなことでも、役所の職員が気にするのは
先に述べたように、平等、公平を維持しなければならない立場から、これを役所側が破るような対応をしたことには絶対にしたくないということです。

つまり、結果的に世帯分離するにしても、役所の言うところの正当な理由がなければ認めたくないということです。

ちなみに、一般の人の正当な理由の範囲と役所の言う範囲には違いがあります。
あくまでも役所側の対応には非はないという前提での対応しかされないということになります。
よって、いわゆる裏技的な方法の情報収集することは難しいと考えられます。

理由のひとつには平等、公平に反することへの警戒
もうひとつは不確実要素の存在
他のことがデメリットになってしまった場合の責任回避など…。

正しいかどうかはともかく
与えられた業務を間違いなく遂行するという気持ちが強ければ強いほど、こちらが期待するような対応は望めないということです。

■職員の問題点
複数の制度が関係していることから、当然のこととして
複数の部署の職員が関係する。
全体の流れを把握できている職員はほとんどいない。
⇒ 正しい情報を得ることは難しい