一度決められた固定資産税の税額はずっとそのままですか? マイホームの税金Q&A

固定資産税の計算は、実際に建っている家そのものではなく、もう一度その場に同じ家を建てるとしたらいくらになるのか (=再建築価格)が基本となっています

そして、この基本である「再建築価格」は、新築した時、一度しか計算されません(増築を除く)

毎年支払う固定資産税の税額は、「再建築価格」× 税率 となるわけですが、 家屋については、築年数が増えれば価値が下がるということで、その年数の経過に応じ生じる減価が考慮されます(経年減点補正率)

つまり、税額は、「再建築価格」×「経年減点補正率」× 税率 となり、築年数が経過するごとに税額は安くなっていきます

マイホーム 税額

参考 「経年減点補正率」
築5年:0.65、築10年:0.54、築15年:0.43、築20年:0.31、築25年:0.20
(木造住宅、延べ床面積1.0 ㎡当たりの再建築費評点数78000の場合)

※「経年減点補正率」が適用されるのは家屋の分であり、土地の分は含まれません

【まとめ】
固定資産税の計算の基となる「再建築価格」は新築した時の一度しか計算されない

ただし、増築した場合は、増築された部分だけの「再建築価格」を求める

毎年の税額は、年数を経ることによる減価を補正して計算される(経年減点補正率)