質問なのですが、世帯分離をさかのぼって申請して、介護料や、医療費、保険料等の還付は受けられるものなのでしょうか?
私には、要介護5の89歳の母がいますが、5年くらい介護施設のお世話になっています。
母は年金収入が30万しかないので、私が月十数万の支払いを長年続けてまいりました。
世帯分離については、噂でなんとなく聞いてはおりましたが、一度、役所に問い合わせたところ
節約目的での、世帯分離は受け付けられないということでずっとそのままでした。
これほど長い、介護生活になるとは思っていなかったせいもありますが、、、
しかし、時節がら収入は減り、介護支出の負担が大きく、このたび、思い切って、世帯分離の手続きをしました。
思ったより簡単に受け付けてくれましたが、こんなことなら、何故もっと早く教えてくれなかったものかとかえって憤慨しています。
そこでの、質問なのですが、さかのぼっての、還付申請はできるのでしょうか?
よろしくお願いします。
【回答事例】
ご質問の件、結論から言えば、還付は受けられないと思います。
もし、私が役所の職員だったら、「世帯分離した事実を過去にさかのぼることは、還付の対象用件になっていません」と回答します。
また、住民登録については、住民基本台帳法に定められていて、世帯分離は、世帯分離した日から14日以内に届出しなければならないとされています。
つまり、14日以上過去に「さかのぼる」ということは、この法律に違反することになります。
罰則規程もあります。
役所の職員の立場からすると、世帯分離による損得は触れられたくないところです。
知っている人は得をし、知らない人、正直な人は損をすることになっています。
お怒りはごもっともですが、過去のことより、これからのことに全力を注がれることが最善と思います。
ちなみに、役所によっては、こちらから手続きを行わないと減額措置を受けられない場合があります。
介護サービスや医療費など、複数の減額措置サービスがあるので、低所得者には、どのような減額措置があるのか、ご自分で確認しておくことをお勧めします。
それぞれの担当部署に直接聞くか、総合的には地域包括支援センターが情報を持っていると思います。