同居の家族?別居の家族?誰が「扶養控除」を受けると節税効果が大きいか?

所得税は、累進課税方式を採用しているので、収入が多い人ほど税率が高くなり、より高い税金を払うことになります

逆に言えば、同じ「扶養控除」でも、収入の少ない人よりも、多い人の方が控除による恩恵が多くなります

節税効果 扶養控除

夫が単身赴任により、家族と別居しているケース…

一般的には、夫が別居している妻と子を扶養家族にしていると思います

それでは、別居している妻に収入がある場合…

この場合、妻が正社員なのか、パートなのかという勤務形態は関係なく、ポイントは収入額となります

妻の収入額 節税判断

先に述べたように、収入が多い人が扶養家族として控除した方が有利となります

上記例では、妻にも収入がありますが、単身赴任中の夫の方が収入が多いので、夫が扶養控除を受けた方が税額的に有利となります

【まとめ】
収入のある人が複数いる家族の場合、累進課税方式のため、収入の多い人が扶養控除を受けた方が有利

ただし、税額だけが判断のすべてとは言えないので、税額的に不利な選択をしても問題はない