デイサービスをできるだけ安く利用したい 利用限度額内で多く利用したい 在宅介護の家計負担

利用者が施設に通う「通所介護」(デイサービス)は、在宅介護を続ける家族にとって頼りになる介護サービスです

一定時間、介護から解放されることで得られるメリットは少なくありません

ただし、介護保険適用の介護サービスと言っても、有料の介護サービスで相応の利用料が必要です

介護サービス利用者負担額

デイサービスの利用料は「要介護度」ごとに異なります

介護度が高いほど、利用料が高くなる仕組みです

また、自己負担1割で利用できる「限度額」も要介護度ごとに決められています

1割負担で利用できるというのは、実際の利用料金の9割引きで利用できるということです (決められた所得の範囲内の場合で2割負担の場合もあります)

しかし、一方で限度額を超えてしまうと一気に負担が重くなるので、限度額の範囲内で利用するよう注意する必要があります

介護サービス月額利用限度額

デイサービスの利用料は、「3-5時間」「5-7時間」「7-9時間」というように時間区分で決められています

利用時間に違いがあっても、同じ区分内であれば、利用料金は同じということです

逆に、少しの時間の差でも、区分が変わってしまうと利用料が一気に増えることになります

1日の利用時間を短くすれば、1日の利用料が安くなる分、多くの日数を利用することができます

条件はありますが、利用日数を多くするための選択のひとつです

通所介護 減算

デイサービスのサービス内容には、利用者の送迎が含まれています

家族は、送迎をする必要がないので、この点でもありがたいサービスです

しかし、家族が送迎することのメリットがあります

「通所介護、通所リハビリテーション等において、送迎を実施していない(利用者が自ら通う場合、 家族が送迎を行う場合等の事業所が送迎を実施していない場合)場合は、 片道あたり47単位を減算(▲94単位/一日 ▲47単位/片道)」

家族が送迎を行えば、割引をしますということです

利用料が安くなった分、利用日数を増やすこともできます