世帯分離しても所得税控除は受けられるのでしょうか? 世帯分離の相談事例

母親について、今まで、所得税控除の「同居老親」で控除をうけてきました

世帯分離しても、今までどおり受けられるのでしょうか?

扶養控除 対象条件

 
【回答事例】

●ひとつ屋根にいっしょに住んでいる(同居)
●家計は別(財布を別に分けてやりくりしている)
●母親だけの収入では生活できないので支援している

上記3点を主張すれば、所得税控除の同居老親を受けることはできると思います

世帯分離の問題は、税金、介護、保険、医療の各ルールにおいて、「世帯」の定義があいまいになっていることが原因です

ですから、税金については、他のことは関係なく、税金上だけの要件のみを主張すればよいと思います

しかし、そもそも、「介護施設のお世話」ということで、ほとんどの時間をこの施設で過ごしているということは、本来、お母様の住民登録はこの介護施設にするべきなのではないかと思います (住民登録は主に生活している場所におくこととされています)

この場合、世帯分離は当然となりますが、税金上は「別居老親」となります